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脳・病気の疑問にお答えします!

 
今まで実際にメール等で皆様からいただいた疑問にお答えしています。
もし病気やリハビリ等、なんでも構いません。
疑問なことがあればメールでも電話でもお尋ねください!
 
 
 
 
麻痺(脱力・筋力低下)はよくなりますか? そしてそれはどうしてですか?
 
 
麻痺はよくなります。治癒することが可能です。
そのことは今現在、広く医学界にも世界的にも認められるところとなっています。
人に対する実験データでもそのことは証明されています。
 
人の脳はサルや霊長類とも大きく異なります。その最も大きな違いは人には錐体路があることです。別名、皮質脊髄路(厳密にいうとこの二つは異なります)とも言いますが、この運動神経は伝わるスピードが早く、人独自の物です。そして脳梗塞・脳出血・くも膜下出血によって損傷を受けやすいのがこの神経です。この神経が損傷されると、いわゆる運動麻痺が生じます。

外界からの刺激によって絶えず脳神経は変化します。

その変化によって麻痺がよくなります。
日常の生活の中でも外界からの刺激はたくさん存在しています。視覚や重力、筋肉への荷重、皮膚への接触、それら全てが脳神経への刺激となります。それらが全て適切であり、整ったものであればリハビリは必要ありません。脳卒中の後遺症を抱えた皆さんは自然によくなっていくはずです。人の脳では錐体路の存在が大きすぎるが故にいったんその損傷が起こると、他の回路を再構成することが非常に難しくなっています。
 
錐体路の回復のためには適切な刺激やその強さ、刺激の順序、適切な環境が必要です。そのためにリハビリが必要となります。またそれは後遺症を抱えていらっしゃるおひとりおひとりの状態によっては異なります。ある方にとっては重りを担いで筋力トレーニングをすることが改善の近道になる方もおられれば、同じことをすればより麻痺側の手足が曲がって逆に力が入れにくくなってしまわれる方もおられます。
 
また苦労してこの錐体路が元通りになったとして、果たしてそのことで元通りの体となるかというと現実には難しいのが現状です。
人間の脳や体は機械のようにそれほど単純には出来ていないのです。
錐体路は人にとって非常に重要であることは疑う余地はありませんが、錐体路の回復だけでは実際に日常で生活がしやすくなったり、歩く姿が元通りになったりはしないのです。
元通りの体を取り戻すためには、錐体路の回復とともにその他の神経回路の再構成が必要となります。
脳梗塞になる前、自由に動けていた頃を思い出していただくとお分かりのように、健康な時分は普段倒れる恐怖や心配を多く感じることはありません。
ロボットなどの機械にとって倒れない、バランスを保つということは非常に難しい課題です。かつ倒れずに滑らかに動くということは現代科学をもってしても難しいということは皆さんがご存知のことと思います。
なぜ私たち人間がそれほど難しいことを難なくやってのけることができるのかというと、
それは私たちの意識の裏でバランスをとる神経回路が絶えず働いていたからなのです。
それは錐体路の働きではありません。その他の神経回路の働きです。
ですから錐体路の回復と同時にその他の神経回路を働かせていくということが重要になってきます。
 
 
左肘・指が脳出血のために硬くなり、動きません。ボトックスを勧められていますが行ったほうが良いでしょうか?
 

指・肘に硬さがある場合、ボトックスも効果的かと思います。

ただボトックスは硬くなった筋肉や関節を柔らかくする効果はありますが、麻痺や筋力は改善出来ません。

中にはご自身で動かしやすくなったとおっしゃる方もおられますが、それは麻痺、つまり脳がよくなったのでなく、関節が柔らかくなったためです。

最も重要なことはボトックスをした上で適切な運動・リハビリをすることです。

よくあるケースとしては、肩の筋肉が非常に弱く肩がしっかりしてくれば左指や肘の硬さも改善し、ボトックスが必要なくなることもあります。

左肩の筋肉の強化をボトックスと同時に行う必要があります。

ただ左肩は痛めやすい状況にありますので、信頼できる専門家に扱ってもらうことをお勧めします。

間違った施術で痛めることもあります。

まずは仰向けで横になっていただき、腕を少しずつ動かす練習を行うことをおすすめします。

座った状態や立った状態で練習を行うことは避ける方が、肩を痛めにくいです。

また左手・肩の症状の回復のためには肩甲骨や胴体部の運動も必要です。

 

仰向きでどんな腕をどのような動かし方が有効でしょうか?

上へあげたり回したり痛みが出ない範囲で動かすのが良いのでしょうか?

仰向けで横になり、まっすぐ腕を天井に伸ばしたところで止める、可能であれば少し動かす練習が良いのではないでしょうか。

お一人では難しい事も多いですので、難しい場合は信頼できる専門家に手伝ってもらって下さい。

ただ痛みや違和感があればやめて下さい。

肩は本当に痛めやすい関節です。

いったん痛めると改善には時間も必要ですし、麻痺の回復の支障となります。

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